江村です。粗茶が入りました。


by natsuki_emura
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どうやら、

ピアノのためのひとつの曲を弾くとき、どういうテンポで、どんな表情で弾くかが重大だということは、ピアノを弾く人なら誰でも、先生から耳にタコができるほど言い聞かされたことだろう。このことがピアノ演奏の基礎だということには、ぼくも反対しない。しかしながら、これを自分で試してみると、どういうテンポで、どんな表情で弾くかを決めることは決してやさしいことではなく、「こう弾けばよいのです」というような模範解答もないということを思い知らされる。

ひとつの曲を弾くのに、様々なアプローチの仕方や「解釈」の仕方があると、よく言われる。いろいろなピアニストがその曲を弾くのを聴いていると、こういう弾き方が一般的だという共通項が見えてくることはあるが、誰もかれも好き勝手に、自分のマナーで弾いているように聴こえてくる。そういうことに目や耳を奪われていると、自分はこの曲をどう弾きたいか、かえってわからなくなって、「こう弾けばよいのです」という模範解答が欲しくなり、好みのピアニストの演奏マナーを真似したりすることも、しばしば行われている。

ですが、自分に合ったテンポや表情はそんなに簡単に見つかるものではなく、それを探り当てるには膨大な手間と時間がかかること、自分に合ったテンポや表情が、ほかのひとにも合うとは限らないこと、この辺りは確かなようだ。お手本がないから難しいことは確かですが、自分の演奏マナーは、誰が何と言おうと自分が探して身につけるものだと、さっき思ったので、ここに書いておきますよ。

誰もが同じスタイルの演奏を目指すのは伝統でもなんでもない。人間が複数集まれば共通項があるという一般傾向に過ぎない。そうではなく、自分の演奏というものをみんながやるようになったほうがいいだろう。それをやるから、その人の真価が問われるんであって、才能の質も量も、このことを実行しない限り発揮されない。そんなことでは面白くないじゃないか。伝統というムツカシイものは、みんながそういう努力をしたあとで、さまざまに論議され、展開・継続されるものではないだろうか。
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# by natsuki_emura | 2012-04-30 22:43

雪が降りました。

雪が降ったから、備忘のため、ここに書いておこう。雪が降りました。

お正月から2ヶ月、寒さもここまで徹底すると、ぼくは恒温動物ではなく変温動物になっています。困った天気である。用事がなければ、外に出ません。最低必要な買い物に出る程度である。ところで幼児は、楊枝に用事があっても用心が肝心である。楊枝は、先が尖っていて危ないからです。くだらんしゃれはよしなしゃれ。

わりと大規模に部屋のゴミ拾いをしたんですよ。ヒマだったからではありません。何がきっかけで始めたのか、忘れましたが、とにかくある程度機能的な部屋になりました。

確か2000年の夏ごろ、知人から中古のステレオチューナーをもらって、毎日朝6時に起きてNHK・FMのバロック音楽を、「1981年ごろ3万円で買ったカセットデッキで録音していた」。いつからか、このチューナーもカセットデッキも使わなくなり、ほったらかしておいたんですが、数日前、6年振りぐらいで動かしてみたら、使えるようである。機械はしっかりしたものを買っておくべきだと思いました。30年前に買ったカセットデッキで、12年前に録音したバロック音楽のテープを聴いて楽しんでいます。センチメンタルな懐古趣味でもないですよ。使えるものは使っていていいんじゃないでしょうか。

雪が降ったことは、雪が降ったと書いておけばわかりますから、そのほかはてきとうなことを書きました。
明日から3月です。
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# by natsuki_emura | 2012-02-29 21:12

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

例年よりも短いお正月だと言われているが、新年4日から営業開始といっても、街もひとのアタマも、半分寝ボケているんじゃないでしょうか。

紅白歌合戦は大半、寝転がってラジオで聴いていたが、「超ミニスカートで美しい脚をアピールします」などというアナウンスが耳に入るとテレビの前に飛んで行きました。まあそういう種類の興味だけでは5時間も持ちませんから、つまらんところははしょってつきあっていました。脚線美をアピールするのに何で歌をうたって踊るのか、関係がよくわかりませんが、ほろ酔いで、こういうことをいちいち分析しないのが大晦日の特典とも申せましょう。男は視覚の動物。四角い動物じゃないよっ。

うちのまわりは実に静かな新春で、人も車もほとんどいませんでしたが、初詣でに出かけたら、ざっと見て、去年の倍ほどの人であふれていた。元日の午後3時半ごろです。今日、その神社のすぐそばに用があって出かけたが、参拝客と思われる老若男女が列を作って歩いていた。お年寄りだけでなく、若年層も混ざっていたということです。人口の多さで言えば、今年はナンバーワンではないか。

毎年、初詣でに行くと神楽太鼓が鳴っていて、おじいさんたち(神主さんです)がお祓いをしてくれます。高感度のいいおじいさんを見つけたので、ここ数年はこのひとにお祓いしてもらってますが、91才とのことで、新年からおつとめ御苦労さまです。

すこしゆっくりしてみよう。去年の秋あたりからそう思い始めたので、日常、今年も引き続き「ゆっくり」を考えます。
ひとまずこのへんでアップしますね。
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# by natsuki_emura | 2012-01-04 23:49

12月31日

大晦日です。寝坊しました。

DVDを1週間ほどかけて作って、友達に渡したあとで、1か所、音声にクリックノイズが乗ってることがわかった。これをどうにか取り除きたいから、きのうはそのノイズの由来を調べて、だいぶ苦闘して可能性をひとつに絞った。プロ用機材も持ってないし、映像の編集なんて勉強したこともないから、しろうとが手探りでやっているんですよ。だいぶ苦肉の策である。音声の一部入れ替えは、技術的にそれほど面倒なことはないが時間がかかるし、くたびれる作業だから、大晦日の今日やるのはやめましょう。年が明けてからにしよう。

天皇陛下もおっしゃっているように、今年はなんだか「つれえ1年」だった。ながく記憶に残る1年ということでもある。言葉にならない苦労というものがかなり膨大だったんじゃないでしょうか。

9月からひと月ほど、作曲をやった。きのう、そのときのメモを見て、書かずに捨てた、つまりモノにならなかった楽想のこま切れが、最終的に形になった曲とは全然関係のないことだったりして、それはそれで面白い。曲ができた軌跡をたどると、ずいぶん蛇行している。脇道へそれるということも必要なのでしょうね。

この年末は、ジェイコブ・ドラックマンというアメリカの作曲家の曲を聴いていた。日本では知名度が低いこの作曲家についてなにか書きたいが、たぶん長くなるので、年が明けてからにしよう。

自分的には、今年は確かに「つれえ1年」には違いなかったが、それなりに充実していたと思う。焦らず邁進しましょう。

そういうわけで、今年もあとわずか。
来年も元気でいい年にしましょう。
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# by natsuki_emura | 2011-12-31 16:35

ラーメン屋のトイレ

この界隈では旨いと定評のあるラーメン屋で、一昨日、昼飯を食べた。何にしようか迷った挙句、坦々麺に決めた。タンメンが逸品ですが、ここひと月のあいだに2回食べているので、別なのにしようと思いました。具と麺を平らげたあと、残ったスープに余韻があって、蓮華でちょっとずつすくって、舌の先で転がすのが楽しかった。

この店のトイレに入ったのは初めてだったと思う。そうしたら、目立つところに、

当店のトイレを
きれいにお使いいただきまして
ありがとうございます。

という張り紙がしてあるのが飛び込んできた。さすがだと思いました。「備え付けの紙以外を流さないでください」というように、なにかを「しないでください」と書いていないところに感心しました。出先であちこちのトイレに入るが、こんな懇切な貼り紙が出ていることはめったにない。胸のすくような心配りである。

坦々麺も接客もよくて、すがすがしい気持で店を出た。
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# by natsuki_emura | 2011-10-31 06:00